よくあるご質問
アスベスト(石綿)に関するQ&Aです。「こんなことを知りたい」、「これはどうなんだろう」などの 疑問に関してはお気軽にご相談ください。
アスベストの何が問題なの?
アスベストそのものに毒性がありませんが、飛散したアスベストを吸入すると繊維は肺の中に残り、肺がんや悪性中皮腫、石綿肺の原因になります。現在起こっているアスベストによる健康被害の多くは、数十年前の様々な場面での作業現場などでの飛散したアスベストの吸い込みによるものです。
建築物でアスベストが使われているか調べるには?
建築物を施工した業者に問い合わせ、設計図書で確認します。建築時等の情報がない場合は、目視での確認や吹付けアスベストが規制された年代と建築年次、使用されている用途などにより類推する方法があります。詳しくはご相談ください。
アスベストはどこに使われていますか?
多くの建築物にアスベストは使われています。 様々な用途に使われ、石綿製品は3,000種類ともいわれていますが、その9割以上が建築建材製品(耐火壁・天井・外壁など)に使われてきました。また、電気製品や自動車、家庭用品の一部にも使用されています。
どの程度の量のアスベストを吸い込んだら発病するのか?
アスベストを吸い込んだ量と中皮腫や肺がんなどの発病との間には相関関係が認められていますが、短期間の低濃度ばく露における発がんの危険性については不明な点が多いとされています。現時点では、どれくらい以上のアスベストを吸えば、中皮腫になるかということは明らかではありません。
アスベストを吸い込んでいた可能性がある場合、どうしたらいいでしょう?
アスベストを吸い込んだ可能性のある方で呼吸困難、咳、胸痛などの症状がある方、その他特にご心配な方は近隣の労災病院等の専門医療機関にご相談ください。業者や建築士等に使用の有無を問い合わせてみるなどの対応が考えられます。